離婚して一人での生活に慣れてきたけど、いつも一人で寂しい
このまま一人で老いていくのか…と考えると孤独感に襲われる…
離婚してから、生活が変わり、一人で暮らすようになると、ある時ふと寂しさや孤独感に襲われますよね。
結婚したての新婚の時を思い浮かべて「あの時はよかった」「あの時は幸せだったな」と思い返してしまう人も多いでしょう。
また、離婚当初は、やっとあの苦しい結婚生活から抜け出せた!と未来に希望があり、新生活が楽しくて仕方なかった方も、時間が経つにつれその生活に慣れてきます。
そして、ふと寂しさや孤独感に襲われるのです。
バツイチが寂しさを感じてしまう原因や、寂しさを感じる瞬間、その乗り越え方を解説していきます。
バツイチは寂しい…と感じてしまう根本的な原因
バツイチが寂しいと感じてしまう根本的な原因を理解していますか?
「寂しい」という感情がどこから来ているのか、どうして「寂しい」という感情になってしまっているのか理解できたら、
どのように「寂しい」という感情と付き合っていくのか、「寂しい」感情との向き合う方法が見えてきます。
それぞれ詳しく解説していきます。
原因①:自己肯定感が低い、自己否定が強くなる
離婚がトラウマとなり、元パートナーとの関係が破綻した経験がバツイチにはあります。
パートナーとの関係が破綻した経験があるからこそ
「パートナーとの関係が破綻したのは、私に問題があったのではないか」
「パートナーが私を受け入れてくれなかったように、他の人は私を受け入れてくれないだろう」
といったネガティブな自己評価をしてしまいがちです。
過去の具体的な出来事や言葉が、自分の価値を低く見積もる要因になり、これが寂しさを引き起こしています。
離婚という大きな出来事やトラウマを経験して、自分に自信がなくなり、自己肯定感が低くなったり、自己否定しがちの思考に陥ってしまいがちです。
原因②:愛されたいという気持ちが強い
結婚当初は、パートナーから十分な愛情を受けることができ、心身ともに満たされた状態で生活できたにも関わらず、
結婚して、時間の経過とともにパートナーとの関係性が変化し、十分な愛情を受けられなくなってしまった方も多いです。
「誰かに愛されたい」という気持ちから、「誰かに必要とされたい」という気持ちに繋がり、
「私は誰からも愛されないし、必要とされない人間なんだ…」と思い込んでしまい、寂しさを感じてしまいがちです。
愛されたいという気持ちが強い方は、新しいパートナーに対しても愛情を強く求めることがあります。
例えば、メッセージが返ってこないと不安になったり、相手に過度に依存してしまったりしやすくなります。
例えば、メッセージが返ってこないと不安になったり、相手に過度に依存してしまったりしやすくなります。
「愛されたい」という気持ちが強いと新しいパートナーな居ても居なくても寂しさを感じがちです。
誰でも「愛されたい」「必要とされたい」という気持ちがありますが、その気持ちが強すぎるのも「寂しさ」に繋がってしまうのは難しいですね。
原因③:感情を抑え込む癖がある
離婚した多くの夫婦は、信頼関係が破綻し離婚に繋がっていることが多いです。
そのため、離婚後も他人に対して、不信感を抱いてしまったり、人と深い関係になることを恐れてしまうようになってしまいがちです。
ある一定の距離を取りつつ、人間関係を構築する癖がついてしまうと、
怒りや悲しみを素直に表現できなくなってしまい、信頼関係が築きにくくなります。
信頼関係が築けず、浅い関係を築いてしまっている状況を理解したとき、寂しさを感じてしまいがちです。
「本当に私を助けてくれる人は居ない」
「私のことを真剣に考えたり、本音でアドバイスしてくれる人は居ない」
と思ってしまうと、孤独感に襲われ、寂しさを感じます。
感情を抑え込むことで、人間関係にも悪影響が出てきてしまいますし、孤独感を感じるようになったり、悪循環です。
原因④:心が通じる理解者が居ない
心が通じる良き理解者であった元パートナーが、時間と共に心が通じなくなり、自分のことも理解してもらえないようになった経験してしまうと、
誰を信頼してよいのか、本音で話せる相手なのか、疑心暗鬼になってしまいがちです。
一番距離の近かった元パートナーの心が離れていく現実を突きつけられ、実際に経験していると、心が通じる理解者はごく限られていると感じますし、
そもそも、心が通じる理解者は元パートナー以外に居なかったという現実を理解してしまうこともあります。
そういう状況に陥ったときに、「寂しさ」や「孤独感」を強く感じます。
パートナー以外に、一人だけでも心の支えになるような親友や家族が居ると安心です。
原因④:本音が話せない
離婚のトラウマから、相手や他人に対して、本音が話せなくなってしまう方が多いです。
本音で話せないので、友人や知人と話しても薄っぺらい会話しかできず、関係性を深められなかったり、信頼関係が築けなくなります。
本音が話せないと、浅い人間関係しか築けず、
ふと、「私のことをわかっている人が居ない」「私のことを理解してくれる人が居ない」と落ち込んでしまいます。
そして、このときに「寂しさ」や「孤独感」を感じるのです。
本音を話すと嫌われてしまうかもしれない…と不安になってしまいますが、深い関係を築くためには、本音で話し関係を築いていくプロセスが必要です。
バツイチが寂しいと感じてしまう瞬間
結婚は他人との共同生活です。共同生活に慣れていたのに、離婚によって一人暮らしになってしまうと、寂しさや孤独をかんじてしまう瞬間があります。
結婚しているときは、「もっと自由に生活したい」「誰かを気にしたり、気を使って生活するのが窮屈だ」と感じている方が多いですが、
ふと、一人になると、一気に「孤独感」や「寂しさ」が現れます。
それぞれ詳しく解説していきます。
瞬間①:幸せな家族を見たとき
例えば、公園で子供たちと遊ぶ家族を見たりすると、
「自分もこんな風に笑顔で過ごしていたらよかったのに」と思ったり、
「こんな幸せな時もあったな」「もし離婚していなかったら、こんなかけがえのない時間を自分も過ごせていたのかな」など、思ってしまいがちです。
幸せな家族になれると信じて結婚したにも関わらず、いつの間にか家族の気持ちが離れてしまったことで、幸せそうな家族を見ると、寂しさや孤独感を感じやすくなります。
「私もあんな幸せな家族になれると思ったのに…」「今の自分とは程遠い存在だ」と相手を羨ましく感じると、寂しさや孤独感を感じてしまいますよね。
瞬間②:親しい友達や家族に恋人ができたり、結婚した時
仲の良い友人や親しい家族が新たな恋愛や結婚に踏み出すと、自分にはそういった幸せが遠い存在のように感じてしまうときってありますよね。
親しい友達や家族は幸せになっている、恋人ができたり、結婚して、幸せそうにしていると、今の自分と比べてしまい、
「自分は幸せになれない」「結婚したいのにできない」「恋人がほしいのにできない」など、自分が望んでいるものは、このままずっと手に入らないのではないかという不安な気持ちになってきます。
そして、「このまま誰からも愛されず、このまま一人で孤独な生活がいつまでも続くんだ…」と思うと、
普段の生活が充実していても、急に寂しさや孤独感を感じてしまいます。
友達や家族が幸せなのは嬉しいですし、喜ばしいことなんですが、自分の状況を鑑みると落ち込んでしまいますよね。
瞬間③:頑張っているのに仕事や育児が上手くいかないとき
例えば、プロジェクトが上手く進まないとか、職場の人間関係が悪く働きづらい、仕事でミスをしてしまったなど、仕事が上手くいかなかったり、
子供に世話に追われて、仕事と子育てに追われる日々で体力的にも精神的に疲れ果ててしまったとき、
「バツイチだから…」「パートナーが欲しいな…」「このまま一人で頑張り続けなければいけないのか」
と、寂しさや孤独感を感じてしまいます。
何事も上手くいかないときや、メンタル的に落ち込んでいるときは、このような感情になりやすいです。
メンタルが落ち込んでしまうと、目の前が真っ暗になってしまって、本当に辛いですよね。
瞬間④:共感を求めたとき
美味しいものを食べた時や、嬉しいことがあったときに、この嬉しい気持ちを気兼ねなく伝えられる相手がいなく、悶々としてしまうときってありますよね。
嬉しい気持ちを共有したい反面、気兼ねなく共有できる相手が居ないと実感した瞬間、寂しさや孤独感を感じます。
無意識に人間は、人と人との繋がりや関係を求めてしまっているということを実感する出来事です。
誰も自分のことは興味もないし、関心もない、嬉しい気持ちも共有する相手も居ない…「私は誰からも必要とされていない」と感じるようになり、寂しさや孤独感に繋がっていきます。
結婚すると、「嬉しいことは2倍になり、悲しいことは半分になる」という歌詞の通りですよね。
瞬間⑤:将来を考えた時に一人かも…と思ったとき
将来に対する不安や孤独もあります。
このまま仕事をして休日に趣味などやりたいことを自由にやって…という生活に慣れてくると同時にその生活に飽きてきます。
そして、今後、大きな病気をしない保証もないし、退職後も一人、老後も一人、一人で生活できるほどのお金があるのかわからない、いつ働けなくなるかわからないという状況を想像すると、
このまま、この生活が続き、楽しさも悲しさもなく、喜怒哀楽を忘れ、感情の浮き沈みもなく過ごしていくんだろうな…と考えたら、漠然とした不安や寂しさ、孤独感が襲ってきます。
将来設計を考えた時に、「あぁ、このまま一人なのか…」と一人であることを実感し、寂しくなってしまいます。
一人で生きていくのは、不安が大きいですよね。それに付随して、寂しさや孤独を感じてしまうのは当然です。
バツイチが寂しい気持ちになってしまったら…前を向くタイミング
バツイチとなり、強い寂しさや孤独感に襲われてしまったら、そこから這い上がるのは難しいです。
ずっと、寂しさや孤独感を紛らわすように日々の生活を過ごしていくことになるからです。
寂しさや孤独感に襲われたら、前を向くタイミングであると理解し、
なぜこのような気持ちになってしまったのか、寂しさの根本的な原因を考えましょう。
その上で、新しいパートナーを探すのか判断するのがオススメです。
寂しさの原因を考えよう
離婚や別れが原因で寂しさを感じることは、多くの人にとって共通の経験です。
しかし、その寂しさの背後には、さまざまな要因が潜んでいることがあります。
まずは、寂しさの原因を理解することで、対処方法や対策が自然と湧き上がってきます。
離婚や別れによる寂しさは、感情の複雑なプロセスを通るものです。まずは、その感情を受け入れ、整理することが重要です。
否定せずに自分の気持ちと向き合うことで、なぜその気持ちになったのか、なぜその気持ちになってしまったのか原因がわかります。
パートナーを探す適切なタイミングでもある
一方で、バツイチであることは、新たなパートナーを探したり、パートナーシップを築く絶好の機会でもあります。
寂しさをバネに前向きで新しいステップを踏むために、自分の心の準備が整っているか、自問自答しましょう。
過去の失敗や痛みから学び、自分自身を大切にし、再び愛することに対する自信を取り戻すことが大切です。
「パートナーが欲しい」と思ったら、絶好のタイミングです。
バツイチ向け一時的に寂しさを紛らわす方法
ふとした時に襲ってきてしまう寂しさをどのように紛らわせばよ良いのか、その方法は下記の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
友達や家族に一緒に過ごしてもらう
孤独感や寂しさを軽減するために、友達や家族に一緒に過ごしてもらい、紛らわすのが手っ取り早く、簡単です。
もちろん、この方法は一時的な孤独感や寂しさを紛らわしてくれるだけなので、根本的な問題の解決にはなりません。
ただ、恋人を作ったり、婚活にはまだ前向きになれない…という方にはオススメです。
週末に友人たちを誘って、キャンプや山登り、サイクリングなどに行くと、自然と触れ合いながら、心地よい笑顔と楽しい思い出を共有することができます。
また、家族との団らんもおすすめです。
美味しい食事を共に作り、家でくつろぎながら、会話を楽しむ時間を持つことで、日常の寂しさを感じにくくなります。
友達や家族と過ごすのは、とってもアリですよね。
せっかくなら恋人を作るために動いてみる
新しい趣味や好奇心を追及して、それにまつわるイベントやクラスに参加してみるのもオススメです。
そこから、新しい出会いの機会が広がります。
料理教室やアートワークショップ、ダンスクラスなど自分が楽しいと感じる活動に参加することで、同じ趣味を持つ素敵な人と出会える可能性があります。
新しい趣味を通じて、異性とのコミュニケーションを楽しむことで、寂しさを感じにくくなります。
また、今流行りのマッチングアプリで恋人探し、友達探しをしてみるのもアリです。
恋人を探していたら、友達も増えて毎日が楽しくなったというパターンもありますよね。
バツイチのコミュニティで仲間を作る
オンラインまたはオフラインのバツイチ向けのサポートグループに参加することで、共通の経験を共有し、理解し合える仲間を見つけることができます。
不定期のミーティングやテーマ別のイベントを通じて、他のバツイチの方々と交流することで、新たな友人を得るだけでなく、経験や感情を分かち合いながら、寂しさを共有することができます。
このようなコミュニティは、心の支えとなり、前向きな気持ちに育む手助けとなってくれます。
同じ傷を持った人間同士、共通点があるので、意気投合しやすいです。
【まとめ】バツイチで寂しいと感じる瞬間と乗り越え方
誰かと共同生活に慣れていたのに、離婚し、いきなり一人での生活がスタートすると、最初は、自由で楽しいという感情がありますが、
時間が経つにつれて、寂しさや孤独感が襲ってきます。
寂しさや孤独感は誰でも感じるものです。
特に、長いこと寂しさや孤独感とは無縁な生活だったにも関わらず、離婚したことで、一気にそのような感情になりやすくなります。
また、年齢を重ねると、こういった感情を感じやすくなりがちです。
寂しさや孤独感があると、その場しのぎにその感情を紛らわしがちですが、
紛らわすことが当たり前になると、寂しさや孤独感が倍増してくることもあります。
そんなときは、寂しさや孤独感と上手く付き合ったり、根本的な問題を解決し、より幸せな人生が何か、向き合い、行動するのに良いタイミングかもしれません。