
エコワンって、ガス代が安くなるかわりに電気代が高くなるんでしょ?

電気代を少しでも安くする方法はあるの?
エコワンは、ガスでも電気でもお湯を沸かすことができますが、
基本的にお湯を沸かすのが安い電気でお湯を沸かしてくれます。
そのため、ガス代が抑えられるのはわかるけど、電気代が高くなってしまうのでは…?
と不安になってしまう方も多いはず。
この記事では、「エコワン」の電気代について詳しく解説していきます。
- エコワンにすると電気代は高くなるのは、ホント!
- だたし、ガス代とトータルすると安くなる!
- 少しでも電気代を安くしたいなら、エコワンの設置場所やお湯を使うタイミングを検討しよう!
「エコワン」電気代が高くなるってホント?

「エコワン」を導入すると、電気代が高くなるのは、ホントです。
実際、どれくらい高くなるかというと…
エコワンの光熱費シミュレーション結果によると、
だいたい10~15%くらい電気代が今よりも高くなります。
今、電気代が10,000円だとすると、エコワン導入後は11,000~11,500円程度、
電気代が15,000円であれば、16,500~17,000円程度になります。
ちなみに、我が家にエコワンを導入した際の電気代は以下の通りでした。
エコワン 導入前 | エコワン 導入後 | 差額 | |
1月 | 12,424円 | 13,343円 | 919円 |
2月 | 14,563円 | 16,123円 | 1,560円 |
3月 | 11,953円 | 12,942円 | 989円 |
4月 | 8,432円 | 9,532円 | 1,100円 |
5月 | 7,958円 | 9,032円 | 1,074円 |
6月 | 5,245円 | 6,412円 | 1,167円 |
7月 | 6,435円 | 7,121円 | 686円 |
8月 | 10,043円 | 11,421円 | 1,378円 |
9月 | 9,435円 | 11,345円 | 1,910円 |
10月 | 7,013円 | 8,567円 | 1,554円 |
11月 | 9,567円 | 11,112円 | 1,545円 |
12月 | 10,942円 | 11,952円 | 1,010円 |
合計 | 114,010円 | 128,902円 | 14,892円 |
去年の同じ時期の電気代と比べると、だいたい500円~2,000円くらい電気代があがっていました。

節電したり、電気代が高くならないように気を付けたりすることなく、普通に使いたい分だけ使ってこの金額です!
電気代は高くなったものの、思った以上に高くなりませんでした!
使いたい分だけ使って、この金額は大満足です!
「エコワン」電気代が高くなる理由

では、なぜ「エコワン」を導入すると電気代が高くなってしまうのか、その理由は、エコワンの仕組みに原因があります。
「エコワン」は、ヒートポンプ(電気給湯器)とエコジョーズ(ガス給湯器)が必要なお湯の量に合わせて運転を行います。
そのため、これまでガスでお湯を沸かしていたご家庭では、電気でもお湯を沸かすようになるので、電気代が上がったように感じるのです。

エコワン導入前は、ガス給湯器を使っていたご家庭が多いため、エコワンに変えると電気代が上がったように感じるのです。
通常のお湯を使用するとき
キッチンや洗面、シャワーなどで使用するお湯は、効率が良いヒートポンプ(電気給湯器)で沸かされたお湯が供給されます。
このヒートポンプで沸かされたお湯は、タンクに貯湯されています。


ヒートポンプ(電気給湯器)で沸かされたお湯のほうが、ガス給湯器で沸かすよりもお得です。
エコワン導入する前はガスでお湯を沸かしていたのに、エコワン導入後は電気でもお湯を沸かすようになるので、電気代が高くなるってわけです。
しかし、電気でお湯を沸かすデメリットは、お湯を作るのに時間がかかる(50Lのお湯を作るのに約1時間かかる)ことなんです。
お風呂のお湯はりや数カ所で同時に使用するとき
お風呂への湯はりや複数蛇口からの同時給湯など、お湯を大量に使用するときは、
タンクのお湯に加え、エコジョーズ(ガス給湯器)で必要な湯量をサポートしてくれます。
そのため、エコキュートのようにお湯切れもなく、お風呂の湯はりもスピーディーです。


思う存分、お湯をたくさん使えて、利便性が高いです。
ガス代と電気代、トータルでは安くなる

エコワンの仕組みは、これまでガスでしかお湯を沸かしていなかったのに、電気でもお湯を沸かすようになるので、電気代が高くなると解説しました。
ガスで沸かしていたお湯が、電気で沸かすようになったので、
ガスの使用量が減って、電気の使用量が増えます。
そのため、ガス代は下がり、トータルで光熱費が安くなります。
エコワン導入前と後の光熱費シミュレーション結果は以下の通りです。
エコワン 導入前 | エコワン 導入後 | |
電気代 | 10,408円 | 12,725円 |
ガス代 | 13,567円 | 4,842円 |
合計 | 23,975円 | 17,567円 |
これを見るとわかる通り、電気代は2,000円あがっていますが、
ガス代は約9,000円安くなっており、トータルで光熱費が安くなっていることがわかります。

ガス代が1/3になるのは驚きです!
まとめると、毎月約6,400円光熱費が安くなり、年間76,900円安くなります。

年間76,900円も光熱費が安くなるのはうれしいですね!
今後、電気代やガス代が上がっていくことを見越すと、早めにエコワンを導入したらどんどん効果が出てきそうです!
「エコワン」高くなる電気代を安くする方法

エコワンを導入すると、トータルで光熱費が安くなることはわかりましたが、
もっと安くする方法はないのか気になりますよね。
特に、電気代はあがってしまうので、ここをなんとか抑えることができないのか、考えますよね。
ここでは、電気代を安く抑える方法を紹介していきます。
「エコワン」電気代を安くする方法1:なるべく日光が当たる場所に設置する
まず1つ目は、なるべく日光が当たる場所にエコワンを設置することです。
エコワンの設置場所はだいたい、お家の正面から見えないお家の裏側に設置する人が多いです。
しかし、外観を意識すると、お家の裏側の日光が当たらない場所に設置したくなりますが、
電気代を抑えたいなら、日が当たる場所にエコワンを設置するのがオススメです。
なぜなら、エコワンを日が当たる場所に置くと、タンク内や給水管の中のお水の温度が高いからです。
お家の裏側は、1日のほとんどが日陰になるため、空気中の温度やお水の温度が低くなります。
お水の温度が低いと、お湯を作ったり、保温するのに、余計に電気を使うことになるからです。
また、エコワンは、凍結予防システムを搭載しており、外気温度が3℃以下になると自動で稼働します。
これは、凍結による破損を抑えるためのもので、手動で停止することはできません。
そのため、日当たりの良い場所に設置することで、お水の温度を自然と高くなりますし、
屋外温度も高くなるので、凍結予防システムの作動を抑制でき、電気代を抑えることができます。
「エコワン」電気代を安くする方法2:使うお湯の温度を下げる
2つ目は、使うお湯の温度を下げることです。
これは、あるあるの節約方法ですが、
お風呂のお湯の温度を下げるのは、体が温まらず、返って寒くなってしまうためあまり現実的ではありませんが、
シャワーの温度を下げることは比較的簡単に実施することができます。
シャワーの温度を43℃から40℃に下げると、1日に約10.5円、年間約3,832円節約できます(毎日1日15分シャワーを使用した場合)。

お風呂の温度はあまり下げたくないけど、シャワーやお皿洗いなど炊事の時は、なるべく設定温度を低くすることは、簡単にできそうですよね。
「エコワン」電気代を安くする方法3:なるべく昼間にお湯を使う
エコワンで電気代がかかるタイミングは、ヒートポンプ(電気給湯器)でお湯を沸かすタイミングです。
このヒートポンプ(電気給湯器)でお湯を沸かす時に使うお水の温度が高ければ、あまり電気を使うことなくお湯を沸かすことができます。

水温3℃のお水を40℃まで温める場合と、水温20℃のお水を40℃まで温めるのとでは、使うエネルギー量が異なり、
水温3℃から40℃まで温める場合の方が、たくさんエネルギー(電気)を使います。
そのため、水温が高ければ、使うエネルギーも少なくなるってわけです。
お水の温度が高いのは、温かい日中です。
温かい日中であれば、水温も高くなります。
そのため、日中にお湯を沸かせれば、お湯を沸かす電気代を抑えることができます。
エコワンは、自動学習機能で使う時に使う分だけお湯を沸かしてくれます。

そのため、お湯を使うタイミングをお昼にすれば、自動で水温が高いお昼にお湯を作ってくれるため、電気代を抑えることができます。

もちろん、お昼に手動でお湯を沸かすこともできますよ。
「エコワン」電気代を安くする方法4:電気料金プランを見直す
エコワンの電気料金が高いのではなく、そもそも契約している電気料金プランが高いことも大いにあります。
しかし、電気料金プランの見直しや電力会社の見直しのために、いろいろ調べたり探したりするのも大変ですし、契約変更はめんどうと思う方も多いです。
しかし、今では電力会社比較サイトがあったりと簡単に各ご家庭に最適な電力会社を紹介してくれたり、電気料金を比較してくれます。

我が家は、電力会社比較サイトを使って、電力会社を変えましたが、メーターを変えたくらいで、工事も必要なかったです。
電力会社比較サイトは、その名の通り比較しながら検討できますし、メリット・デメリットを理解しながら、慎重に選ぶことができます。
電力会社比較サイトは、シンプルでわかりやすい「電気チョイス」がオススメです。
電力会社は見れば見るほど、どこが良いかわからなくなってしまいますからね。
電力会社を選べるサイトを利用するのが、1番簡単で楽ですよ。

「エコワン」電気代が高くなるってホント?まとめ
「エコワン」を使うと電気代が高くなるのは、ホントです。
その理由は、これまでガスでお湯を沸かしていたのに、エコワンにすることによって電気でもお湯を沸かすようになるからです。
電気代が高くなりますが、ガス代は安くなるのでトータルで光熱費は安くなります。
高くなる電気代をなるべく抑えたいなら、以下のことを試してみてくださいね。
- エコワンをなるべく日が当たる場所に設置する
- 使うお湯の温度を下げる
- 昼間にお湯を使う