
「エコワン」って費用対効果はどれくらい?

初期投資は高いけど、ランニングコストでペイできるのかしら?
「エコワン」の導入を考えている方が気になるのは、やっぱりお金のことですよね。
給湯器をエコワンに変えると、光熱費が安くなるけど、その分初期費用が高いです。
その初期費用がペイできる時期はいつなのか気になりますよね。
この記事では、エコワンの費用対効果について解説していきます。
ハイブリッド給湯器「エコワン」の費用対効果は?

まずは、「エコワン」の費用対効果について解説していきます。
「エコワン」の費用対効果を試算した前提条件は以下の通りです。
- エコワン 160L給湯暖房機能付きダブルハイブリッド
- 費用は、本体代と工事費込み
- 給湯だけでなく、床暖房も使用したと想定した効果
以上の条件で、費用対効果を算出すると、以下のようになります。

投資回収は、8年、15年使用すると75.5万円プラスになりました!
エコワンの寿命は10年と言われていますが、寿命通り10年使ったとしても、プラスになります。

エコワンは、初期費用が高いけど、効果jも高くなります!
それぞれ、費用と効果の算出方法をこの後詳しく解説します。
「エコワン」にかかる費用は?
「エコワン」にかかる費用は、大きく「本体代」「リモコン代」「工事費」です。
項目 | 価格 |
本体代 | 60万円 |
リモコン代 | 3.5万円 |
工事費 | 6.5万円 |
合計 | 70万円 |
「本体代」「リモコン代」「工事費」の相場も念のため紹介しておきますね。
不要な場合は、読み飛ばしてください。
エコワンの本体代の相場
エコワンの機種 | 希望小売価格 | 価格(相場) |
160L ダブルハイブリッド (給湯・暖房) | 1,080,640円 | 60~66万円 |
160L シングルハイブリッド (給湯・暖房) | 965,250円 | 53~59万円 |
100L シングルハイブリッド (給湯・暖房) | 918,170円 | 51~56万円 |
50L シングルハイブリッド (給湯・暖房) | 812,130円 | 45~50万円 |
160L シングルハイブリッド (給湯のみ) | 894,630円 | 49~55万円 |
100L シングルハイブリッド (給湯のみ) | 847,550円 | 47~52万円 |
50L シングルハイブリッド (給湯のみ) | 765,050円 | 42~47万円 |
今回は、160L給湯暖房機能付きダブルハイブリッドで試算しており、相場は60~66万円です。
エコワンのリモコン代の相場
製品名 | 希望小売価格 | 価格(相場) |
高機能標準標準リモコンセット (HA対応) | 64,790円 | 36,000~41,000円 |
高機能標準リモコンセット | 66,000円 | 35,000~40,000円 |
シンプルリモコンセット | 54,230円 | 30,000~35,000円 |
別売のリモコンは、だいたい35,000~40,000円前後が相場です。
エコワンの工事費は、住宅環境によって必要な工事が異なりますが、基本的に必要となる以下の工事を想定しています。
工事名 | 工事価格 (相場) |
取付施工 | 35,000~45,000円 |
電気配線工事 | 20,000~30,000円 |
既設給湯器撤去 | 10,000~15,000円 |
「エコワン」の効果は?
続いて、「エコワン」導入後の効果です。
効果は、光熱費が抑えられた分が効果となります。
リンナイ公式サイトを見てみると、エコワンは下記の効果があると記載されています。

給湯器のランニングコストは、従来型のガス給湯器よりも60%削減の44,600円、効果としては68,300円/年です。

続いて、床暖房のランニングコストですが、従来の床暖房システムよりも38%削減の48,700円、効果としては29,450円/年です。
給湯器と床暖房のランニングコストが削減され、計97,750円/年の効果で試算しています。
電気給湯器「エコキュート」の費用対効果は?

続いて、電気給湯器「エコキュート」の費用対効果について解説していきます。
「エコキュート」の費用対効果を試算した前提条件は以下の通りです。
- タンク容量370L
- 本体代と工事費込みの費用で試算
- ダイキンHPに記載されている効果を使用
以上の条件で、費用対効果を算出すると、以下のようになります。

投資回収は、7年、15年使用すると50万円プラスでした。
エコワンと同様で、エコキュートの寿命は10年と言われていますが、寿命通り10年使ったとしても、プラスになります。
「エコキュート」にかかる費用は?
「エコキュート」にかかる費用は、エコワンと同様「本体代」と「工事費」です。
項目 | 価格 |
本体代 | 30万円 |
工事費 | 10万円 |
合計 | 40万円 |

費用は、エコワンのだいたい半分くらいです。
エコキュート本体代の相場
家族構成 | タンク容量 | 本体価格相場 | ||
2~3人家族 | 300~320L程度 | フルオートタイプ:19~33万円 | ||
3~5人家族 | 370L程度 | フルオートタイプ:19~45万円 オートタイプ:17~26万円 | ||
4~7人家族 | 460L程度 | フルオートタイプ:19~50万円 オートタイプ:18~30万円 |
エコキュート工事費の相場
工事名 | 工事価格 (相場) |
取付施工 | 35,000~45,000円 |
給排水工事 | 40,000~50,000円 |
電気配線工事 | 20,000~30,000円 |
既設給湯器撤去 | 10,000~15,000円 |

工事は、エコワンと同様に、住宅環境や状況によって必要な工事は変わるので、参考程度となります。
「エコキュート」の効果は?
「エコキュート」の効果は、エコワンと同様に、光熱費が安くなった分が効果になります。
ダイキンのホームページを確認すると、370Lのエコキュートを設置した場合、
年間の光熱費が72%削減で、約6万円安くなる計算となります。


エコキュートは、エコワンよりも費用が安い分、効果も少し少なくなります。
ガス給湯器「エコジョーズ」の費用対効果は?

最後に、ガス給湯器「エコジョーズ」の費用対効果について解説していきます。
「エコジョーズ」の費用対効果を試算した前提条件は以下の通りです。
- 追い炊き・暖房機能付きのエコジョーズ
- 本体代と設置費込みで試算
- 給湯機能の効果で試算
以上の条件で、費用対効果を算出すると、以下のようになります。

投資回収は、20年なので、15年年使用しても、5万円のマイナスでした。
しかし、初期費用は、エコワン・エコキュートに比べ、手の届きやすい値段なので、
最低限の機能を持った給湯器が欲しい場合にエコジョーズはオススメです。

実際、ガス給湯器は20年以上使える場合も多いので、寿命はあくまでも参考程度に考えてくださいね。
「エコジョーズ」にかかる費用は?
「エコジョーズ」にかかる費用は、エコワン、エコキュートと同様に「本体代」と「工事費」です。
項目 | 費用 |
本体代 | 18万円 |
工事費 | 2万円 |
合計 | 20万円 |
本体代は、追い炊き機能付きや、追い炊き+暖房機能付きなど、グレードによって異なりますし、
号数(お湯を一度に作れる能力)によっても異なります。
さらに、フルオートかオートかでも異なりますが、安いモノで10万円~高いものでも30万円以下で購入することができます。
今回は、通常スペックのものを想定し、本体代は18万円としています。
さらに、工事費は、エコワンやエコキュートに比べ、安くなります。
なぜなら、大掛かりな工事が不要になるからです。
もちろん、必要な工事は住宅環境や状況によって異なります。
「エコジョーズ」の効果は?
「エコジョーズ」の効果は、以下の通りです。
項目 | 給湯に関わるガス代(年間) |
従来型ガス給湯器 | 81,600円 |
エコジョーズ | 71,400円 |
差額は約1万円になるの、1万円の効果として算出しています。
結論、「エコワン」が1番費用対効果が高い!
以上の結果をまとめると・・・
エコワン | エコキュート | エコジョーズ | |
初期費用 | ![]() 70万円 | ![]() 40万円 | ![]() 18万円 |
年間効果 | ![]() 97,750円/年 | ![]() 60,000円/年 | ![]() 10,000円/年 |
投資回収期間 | ![]() 8年 | ![]() 7年 | ![]() 20年 |
費用対効果 (使用開始10年目) | ![]() 27万円 | ![]() 20万円 | ![]() -10万円 |
費用対効果 (使用開示15年目) | ![]() 75.5万円 | ![]() 50万円 | ![]() -5万円 |
上記を見ると、エコワンが1番初期費用が高いですが、効果も高いことがわかります。
初期費用70万円を出せるのであれば、エコワンにすることをオススメします。
しかし、やっぱり初期費用がネック…と感じる方は、エコキュートやエコジョーズを検討してみてくださいね。
ただし、エコキュートはお湯切れをするなど、デメリットがあるので、注意が必要です。

エコワンのデメリットは、初期費用の高さです…。
それ以外は、エコキュートとエコジョーズの良いとこ取りなので、使い勝手はかなり良いです。
「エコワン」を導入するためには、見積りをもらう必要があります。
詳しくは下記の記事で解説しています。
「エコワン」費用対効果!まとめ
「エコワン」の費用対効果は、エコキュートやエコジョーズに比べ高いです。
そのため、長期的に見ると、必ずプラスになります。
今後、電気代やガス代の値上げも想定されますし、
本体代の値上げの可能性もあります。
早めにエコワンに変えて、光熱費を抑えた方が賢い時代になりそうです。