
我が家にも「エコワン」を導入したいけど、マンションにも設置できる?

マンションに「エコワン」を設置する場合どうしたらいいの?
お湯を効率的に沸かしてくれるハウブリット給湯器「エコワン」。
「エコワン」を導入したいけど、我が家はマンションだし…と諦めそうになっている方も多いですよね。
この記事では、マンションのエコワン設置について解説していきます。
マンションへの「エコワン」設置条件

マンションに「エコワン」を設置する時の設置条件は以下の通りです。
項目 | エコワンを設置できる条件 |
規約に給湯器の 規定があるか | ・給湯器の種類が限定されていない ・エコワンをが設置できる給湯器である ・給湯器メーカーの規定がない ・そのほかの規約条件に合致する |
管理組合の許可が 得られるか | ・管理組合の条件(種類など)に合致する ・管理組合がエコワンの設置を許可している ・賃貸マンションは、管理会社やオーナーの許可が必要 |
設置されている給湯器の 種類・場所 | ・同種の給湯器が設置条件になることが多い ・違う種類の給湯器は設置が難しくなる ・設置条件が変わる場合も難しいことが多い |
ヒートポンプユニット、 タンクの設置スペース | ・エコワンのヒートポンプやタンクが設置できるスペースがある ・設置業者の確認が取れている |
設置工事が可能 | ・エコワンの設置工事ができる ・追加工事が必要な場合に工事許の許可が出る |
マンションにエコワンを設置するときの条件で重要なのが3つです。
1つ目は、「給湯器に関する規約」です。
マンションの規約や管理組合によって定められた規約で、マンションに設置できる給湯器に制限があることは、珍しくないです。
2つ目に、エコワンの設置スペースの確保できるかです。
通常のガス給湯器に比べると、エコワンは大きく、設置できる場所が確保できないことも多いです。
3つ目は、工事ができるかどうかです。
マンションにエコワンなどの給湯器を設置する場合、すでに設置されている給湯器と同じ種類を同じ設置方法で設置するのが基本です。
そのため、エコワンが設置されている状況でなければ、エコワンを設置できないことも少なくないです。

まずは、業者に見積もり依頼をして、工事ができるか確認しましょう。
見積もりをもらうために、まずは現場調査されます。
その際に工事可否が判断されるってわけです。
なので、最初の第一歩は、業者に見積りをお願いし、現場調査をしてもらうことです。
工事ができなければ、元も子もないですからね。
マンションに「エコワン」を設置するときの注意点

すでにエコワンが設置されている場合、すでにエコワンが設置されている場合は、同じメーカーのエコワンを選べば、ほとんど問題なく設置することが可能です。
しかし、マンションに新しくエコワンを設置する場合は、以下のことに注意してください。
- 騒音対策は万全か
- 設置したい場所にエコワンは収まるか
注意したいこと1:騒音問題
エコワンは、意外にも騒音対策が必要です。
ヒートポンプユニットの設置場所によっては、近隣住民などに迷惑をかけてしまうこともあります。
ヒートポンプやガス給湯器の運転音は、49db(A)とエアコンの室外機程度なので、そこまで音としては大きくないものの、迷惑になってしまうことがあります。
また、寝室のそばにあるバルコニーやベランダにヒートポンプユニットを設置してしまうと、自分がエコワンの低周波の影響を受けてしまうことも…。
そのため、ここからは、エコワンをマンションに設置する際に気を付けておきたい騒音対策を紹介していきます。
隣の部屋から距離を取る
1番のポイントは、やはり他の世帯の生活スペースから距離を取って設置することです。
特に、エコワンはお湯を使う時間によっては、夜や朝方に稼働することがあります。
そのため、寝室からは遠ざけて設置するのは必須です。
また、壁伝いに音が伝わってしまう恐れもあり、
個の場合、音が増幅してしまい、実際よりも大きな音が響いてしまうケースもあります。
設置する際には、少し壁から離したり、反響しないような場所を選ぶのが無難です。
防音シート・防振ゴムを張る
音の反響を防ぐために開発された防音シートというモノがあります。
これは、エコワンを購入する際にメーカーや販売店に相談すれば手に入ります。
もちろん、設置に騒音が気になるなら、ネットでも購入可能です。
エコワンは、騒音だけでなく、稼働時に多少の振動も発生させます。
振動が気になるのであれば、防振ゴムをエコワンと地面の間に挟むことで、振動が抑えられます。
ダクトや排気口の位置を調整する
エコワンの音が家のダクトや排気口を通じて聞こえてしまう場合もあります。
そのため、極力外と通じる配管のある場所にエコワンを設置しないほうがいいです。
もしそのような場所にエコワンを置かなくてはいけない場合は、音が反響しないように位置を少しずつ調整すれば、多少マシになります。
注意したいこと2:重さに対するベランダの耐久性確認
ベランダは、あまり重いものを置くことを想定して作られていない場合がほとんどです。
そのため、急に160Lのタンクを設置することで、耐久性に不安が出る可能性もあります。
エコワンの設置にあたって、管理組合と相談する際に、こうした重さへの耐久性も相談しておくと安心です。
おすすめのマンション用「エコワン」とは?

おすすめのマンション用の「エコワン」は、分離型もしくは、タンク容量が小さいタイプを選ぶのがオススメです。
もちろん、可能であればタンク容量が大きいタイプのものが、電気でお湯を沸かせる量も多くなるのでおすすめですが、
設置スペースが狭いマンションでは、設置が難しい場合が多いです。
そのため、設置スペースが狭くても設置可能な100L分離タイプや50L一体タイプだと、マンションでも設置できることがほとんどです。
「エコワン」マンション設置まとめ
エコワンは、マンションでも設置することは可能ですが、管理組合の許可が必要になったり、設置スペースの確保が難しく、設置できないケースもあります。
しかし、実際にマンションに設置した事例もいくつかあるので、エコワンに変えたいと思ったら、設置スペースの確認と、管理組合に相談してみましょう。
設置スペース・管理組合の許可が出たら、業者と相談し、設置するための工事が可能かなどを業者に相談していきましょう。