・給湯器の買い替えたいけど、どれを買って良いのかわからない…
・エコワンは初期費用が高い
・エコでも快適に使える給湯器が欲しい
こんな理由でどの給湯器を買うか決められない、という人も多いのではないでしょうか。
今回は、エコワン・エコキュート・エコジョーズの特徴やメリット・デメリットを徹底的に比較します。
これを読めば自分に合う乾燥機を選べると思うので、ぜひ最後までお読みください。
エコワン・エコキュート・エコジョーズの特徴をそれぞれ解説

エコワン、エコキュート、エコジョーズの種類や特徴は以下の通りです。
エコワン | エコキュート | エコジョーズ | |
種類 | ハイブリット給湯器 | 電気給湯器 | ガス給湯器 |
特徴 | 電気給湯器とガス給湯器の両方を 兼ね備えた給湯器 | 電気と空気の熱でお湯を 作る給湯器 | ガスでお湯を作る給湯器 |
仕組み | 電気で40~50℃のお湯を作り、 使用する際はガスで温める | 電気と空気の熱で70~90℃の お湯を作り、保温する | ガスで70~90℃お湯を作る |
メリット | ・50℃以上で保温する電気代が不要 ・お湯切れの心配なし | ・給湯にかかる費用は電気代のみ ・省エコ性能が高い | ・従来のガス給湯器よりも安くお湯を作れる |
デメリット | ・導入費用が高い | ・使いすぎると、お湯切れする | ・同じ湯量だとガス代の方がコストは高い |
それぞれ、どのような給湯方法なのか、詳しく解説していきます。
「エコワン」は、エコキュート・エコジョーズの良い所取り
「エコワン」は、リンナイが開発した「ハイブリット給湯器」です。
ハイブリット給湯器とは、電気給湯器(エコキュート)とガス給湯器(エコジョーズ)の両方を兼ね備えたシステムです。
エコキュートと同様にヒートポンプシステムを採用しており、電気と空気の熱を使って水を温めます。
エコキュートとの違いは、お湯として使える70~90℃ではなく、40~50℃でキープして、実際に使う際にガス給湯器(エコジョーズ)で一気に温めて使用します。
そのため、エコワンのシステムは、エコキュートとエコジョーズを合体したもので、最も省エネ性能が高い給湯方法です。
- エコキュートとエコワンの両方を兼ね備えたシステム
- ガスでも電気でもお湯を作れるため、災害時でも安心
- お湯切れの心配なし
- 省エネ効果が高い

省エネでお湯切れの心配がないため、心置きなくお湯を使え、さらに災害時も安心なんて、嬉しいですね。
- とにかくランニングコストを下げたい
- プロパンガスでガス代が高い
- ガスや電気の片方に頼るのは不安
- たまに親、子供や孫が泊まりに来るので、お湯切れは絶対嫌だ
- 給湯器を置くスペースが十分ある
- シャワーなど水圧を気にする(水圧が低いのは嫌だ)
以上が、エコワンをおすすめする人です。
「エコキュート」は、オール電化住宅向け
エコキュートとは、電気と空気の熱でお湯を作る電気給湯器の一種です。
ヒートポンプと呼ばれる技術を搭載しており、電気代が安い夜にお湯を作りタンクを溜めて、日中は夜に作ったお湯を使います。
お湯を作るのに、一切ガスを使わないのが特徴で、電気代のみ発生します。

同じ湯量なら、ガスよりも電気の方が安く作れるんです。その分、即効性が低いのがデメリットなんですが、基本的にお湯を使わない夜に沸かすので問題なしです。
そのため、ガス給湯器よりもエコキュートの方がコストパフォーマンスが良い給湯器です。
ガスよりも効率的にお湯を作れるため省エネ性能が高いですが、
日中にお湯を使いすぎるとお湯切れする可能性があります。

エコキュートは、タンクにお湯を貯めておくので、タンクに貯めたお湯がなくなると、お湯が使えなくなります。。。
また、タンクからお湯を使うので、どうしても水圧が弱くなるのもデメリットです。
- 使うエネルギー源は、電気のみ
- ガス給湯器よりもエコ!
- 災害時は、タンクに溜まっているお湯をそのまま使える
- 日中お湯を使いすぎると、タンクのお湯が無くなりお湯切れになる
- タンクからお湯を供給するので、水圧は低め
エコキュートは、電気でお湯を沸かすので、ガスが一切いらないのが特徴で、
ガスを一切使わないオール電化のご家庭だと、ガス料金に含まれる基本料金もゼロになります。
- オール電化にしている・したいご家庭
- 太陽光発電をしている・したいご家庭
- これから家族が増える見込みがない
- 給湯器を置くスペースが十分ある
以上が、エコキュートをおすすめする人です。
エコジョーズは、給湯器を置くスペースがない人向け
エコジョーズは、リンナイが開発したガス給湯器の一種です。
従来のガス給湯器に比べて、少ないガス量で効率的にお湯を沸かせる給湯器で、環境に優しく、挙ガス料金の節約効果も期待できます。
効率的にお湯を沸かせる秘密は、ガス給湯器で発生する排気熱を上手く活用しているからです。

排気熱とは、ガス給湯器を稼働する際に生じている約200℃の熱のことです。
従来のガス給湯器はこの高熱をそのまま空気中に排気していました。
エコジョーズは、この排気熱をお湯を沸かす熱として利用しているから、エコなんです。
エコジョーズは、この排気熱もお湯を沸かすために使うことで、従来のガス給湯器に比べて給湯熱効率が15%アップしています。
給湯熱効率が15%アップしたということは、そのままガス料金も15%カットということです。

ガス代も値上げが続いているので、15%カットは効果としてかなり大きいです!
- ガスのみを使用するガス給湯器
- 従来のガス給湯器の省エネ進化版で給湯熱効率15%アップ
- エコワン、エコキュートに比べ小型
- 初期費用がエコワン、エコキュートに比べ安い
エコジョーズは、従来のガス給湯器が高効率になった進化版です。
- 給湯器を設置するスペースが限られている
- これまで通りガス給湯器を使いたい
- エコキュート、エコワンが設置できないマンションに住んでいる
- 初期費用をあまりかけたくない
エコジョーズは、マンションなど給湯器を設置するスペースが狭かったり、初期投資を抑えたい方におすすめです。
エコワン・エコキュート・エコジョーズを徹底比較

4人家族での使用を想定したエコワン、エコキュート、エコジョーズの比較は以下の通りです。
製品名 | タンク容量 | 寸法 | 光熱費 | 初期費用 |
エコワン (給湯・暖房機能付き160L) | 160L | ![]() タンクユニット・熱源機 H1,750×W825×D474 ヒートポンプ H690×W815×D297 | ![]() 約3,700円/月 | ![]() 60~80万円 |
エコキュート (三菱SRT-W375 370L) | 370L | ![]() タンクユニット H1,820×W630×D760 ヒートポンプ H638×W800×D285 | ![]() 約6,000円 | ![]() 50~80万円 |
エコジョーズ (リンナイRUF-E2406SAW) | なし | ![]() H600×W470×D240 | ![]() 約8,500円 | ![]() 25~40万円 |
タンク容量
タンク容量は、エコキュートが最も大きく370Lです。
エコキュートは、お湯切れの心配があるので、なるべくタンクは大きくないと…という考えがあるので、大きめです。
一方、エコワンは、タンクのお湯を使い切ること前提で、もしもタンク内のお湯を使い切ってしまっても熱源機(エコジョーズ)でお湯を沸かすことが可能なので、160Lと少し小型になります。
寸法(大きさ)
大きさは、タンクが必要なエコワン、エコキュートが大きめです。
しかし、タンク容量が小さいエコワンのほうが、エコキュートに比べ小さく、スタイリッシュな印象になります。
給湯器を設置するスペースが狭く、エコキュートは断念したけど、
エコワンなら、設置できるご家庭も多いです。
光熱費
お湯を沸かすのに必要な光熱費ですが、エコワンは、電気とガスのハイブリット給湯器なので、1番安いです。
エコキュートに比べ、お湯を沸かしてからの保温時間が短く、保温温度も低いため、エコワンのほうが省エネなのです。
ガス給湯器は、従来のものに比べガス代は安くなりますが、エコワン、エコキュートと比べると高めです。
初期費用
ランニングコスト(光熱費)は、エコワンが1番安いですが、
初期費用は、50~80万円と高めです。
導入する製品や場所によって工事費が異なりますが、
だいたいエコキュート導入と同等、もしくは少し高めになります。
初期費用を抑えたいなら、初期費用25~40万円のエコジョーズ一択です。
おすすめの給湯器の選び方

一度購入したら、快適に長く使いたいのが給湯器ですよね、
ここでは、シチュエーション別におすすめの給湯器を紹介していきます。
オール電化住宅なら、エコキュート
- 自家で太陽光発電を持っている
- 一軒家で3~6人家族で今後増える予定はない
- 日中は、家にほとんどいない
- 電気料金は、日中が高く、夜が安いプランを採用している
オール電化住宅は、近年かなり増えてきている住宅です。
住宅の屋根に太陽光パネルと搭載し、発電しているご家庭がほとんどです。
こういったご家庭は、ここ15年でかなり増えてきました。
エコキュートは、この太陽光発電を上手く利用することができます。
オール電化住宅におすすめの給湯器は、エコキュート
ランニングコストを抑えたいなら、エコワン
- 初期費用は少し高くても、ランニングコストを安くしたい
- 旅行や出張など、家を空けることもたまにある
- 今後、家族が増える可能性がある
- 巣立った子供が帰省などで長期休みは帰ってくる
とにかく、ランニングコストを抑えたいなら、エコワン一択です。
これから子供が産まれたり、家族が増える予定があるご家庭は、家族が増えても満足に給湯器を使える仕様がいいですよね。
また、子供の生活費や教育費にこれからお金がかかってくるので、月々支払う光熱費は抑えて、貯蓄に回したいと考えているご家庭に最適です。
そのため、20代、30代でお家を購入する世帯にエコワンはオススメです。
ランニングコストを抑えてくれる給湯器は、エコワン
設置場所がないなら、エコジョーズ
- マンションやアパートに住んでいる
- 都心部に住んでいて、敷地にギリギリまで家が建っている
都心部に住んでいて、家は3階建て、お隣さんのお家と距離がかなり近い場合、
エコキュートやエコワンのタンクユニットを設置することができないため、
消去法で、エコジョーズになります。
エコジョーズでも、従来のガス給湯器に比べ15%ガス代が安くなりますし、
もともと安い都市ガスを使用しているご家庭がほとんどなので、
エコジョーズでも、今までよりもガス代が安くなります。
エコジョーズは、お湯切れの心配もないですし、使用感は基本的にこれまで通りなので、不便さを感じない、けどガス代は15%下がるというのは、嬉しいですよね。
給湯器を設置するスペースが少ないなだ、エコジョーズ
子供や孫がたまに帰省するなら、エコワン
- 普段は2人暮らし
- 定年間近もしくは、定年してゆっくり暮らしている
- 巣立った子供が帰省などで長期休みは帰ってくる
- もうそろそろリフォームしたいと考えている
子供は巣立ってしまったけど、里帰りや帰省でたまに子供が孫を連れて帰ってくることがある場合も、お湯切れもなく、快適に使えつつ、普段は必要な分だけ使えるエコワンがおすすめです。
この世帯は、50代~70代の世帯で、給湯器が壊れてしまった、リフォームしたいご家庭がメインとなります。
普段は省エネだけど急に使用量が増えても平気な給湯器は、エコワン
エコワン・エコキュート・エコジョーズのまとめ
給湯器によって、それぞれ特徴が異なります。
家族構成や世代、生活スタイル、予算に合わせて給湯器を選ぶことをオススメします。
- オール電化住宅なら、エコキュート
- とにかくランニングコストを抑えたいなら、エコワン
- マンションなど給湯器を設置するスペースが十分にないなら、エコジョーズ
- 時々お湯の使用量が増えるなら、エコワン